PROJECT STORY プロジェクトストーリー
OVERVIEW
人面橋建設

長岡市栃尾地域を通る国道290号線沿い、一級河川である塩谷川に架かる人面橋。

栃尾地域と三条市をつなぐ、地域に欠かせない重要な道路の一部です。


道幅が狭く、すれ違うことが困難だった人面橋を新しく架け替えて通行しやすくすることを目的とし、人面地域の事業は平成25年から令和2年にかけて行われました。

MEMBER

  • 浅野陽介
    浅野 陽介
    2010年入社
  • 阿部直衛
    阿部 直衛
    2001年入社
  • 小林春樹
    小林 春樹
    2013年入社
  • 高橋清司
    高橋 清司
    2009年入社

STORY 01 現場への想い

街づくりのために当たり前のことを確実に。

人面橋の現場に入る前に何か特別な気構えがあったかというと、特別にはなかったというのが正直なところですね。


“事業計画通り、図面通りに仕上がるように確実な仕事をする“というのが我々の仕事。不可能なことに挑戦するわけではないし、我々にできないことは別の関係業者の方々の力を借りて進めていくわけなので。
不可能なことはやりませんが、もっと良いやり方を考えて挑戦はしますよ。そのため、人面橋もいつも通り、確実に作り上げることだけ考えていました。

浅野さん
小林さん
小林:

人面橋建設は、私が小林組に入って1年くらいの時に任された事業でした。とにかく、事故なく遅れなく進めなければという気持ちでいっぱいでしたね。

阿部:

小林にとってはプレッシャーが大きかったと思いますよ。工期を守ることはもちろん、当社の他にも工事に関わる様々な人たちの持っている技術を把握して的確に振り分けて進めないといけないですし。

高橋:

全体を見て、そのうえで段取りをするのが一番大変ですよね。

小林:

下りてきた設計図を見て、ここは小林組のやる仕事、ここは特殊だから専門業者に任せるなど、作業の担当から人員の割り振り、とにかく全体です。
橋を1つ造るにしても様々な工程があり、色々な業者が入り混じりますからね。

STORY 02 当時の苦労

チーム一丸で仕事をするやりがい

小林:

人面橋に関しては特に工程を組むのが大変でしたね。
大変というより、当たり前ですが、事故や工期の遅れもあってはならないし、多くの人が関わる工事なので特に慎重に進めました。
まずもって「橋台」を造るところから始めての経験だったので、自分で調べてよく勉強もしましたし会社の先輩や専門業者の方にも教えていただきました。

浅野:

個人的には、苦労という苦労はなかったと思います。暑いとか寒いとか、そんな日もあるのは現場仕事ですから当たり前で。
当社は、工事に必要な機械については、代表が惜しみなく先行投資で導入してくれていますし、常に良い環境で仕事にあたることができていると感じます。
新しい機械を使うことでできた余裕の分、作業を早めたり、新しい施工方法に挑戦したりすることもできました。

阿部:

工事の進め方で意見が分かれることもありましたが、そこでぶつかるということではなく、より良い方法で作業を進めるために意見を出し合うというコミュニケーションでした。
多くの人が関わる現場で、各人の得意な分野も違うからその兼ね合い。とにかく話し合いが大事です。

高橋:

大きな現場だから皆で協力して進めなければ仕事になりません。結局、目指すところは同じですからね。
各人の技量、機転も含めて一丸にならないといけない。とにかく壁にぶつかって途方に暮れたとか、そんな苦労はしていないです。
そんなことがないように小林がしっかり計画してくれたわけですから。

インタビューの様子 工事中の様子

STORY 03 完成を迎えて

大きな達成感。そして進行がスムーズに。

小林:

やはり終わったときは大きな達成感がありました。とにかく事故なく終えられて良かったと。

浅野:

我々は、全体を見なければならない小林と違い、作業担当によっては見ていない場面もあります。私も、もちろん達成感を感じましたが、小林にとっては「ひとしお」だったでしょう。大体、数年に及ぶ事業だと、どこかで事故が起きたり工期遅れがあったりしますが、それがなかった。

高橋:

段取りが良かったからうまくいったと思います。トラブルもなかったですし、この上ないですね。

インタビューの様子
完成後の人面橋
阿部:

小林が設計して我々が動く。それがちゃんとできた結果です。とにかく小林が設計してくれて良かったと思います。良い仕事をさせてもらったなと感慨に浸りました。

浅野:

人面橋の架け替えであの辺は通行がスムーズになりました。あの道は、近隣の方だけでなく大型トラックも多く通りますから、物流とか広い範囲で役に立っていると思います。

小林:

誇らしいですね。小林組は冬季間、同地域の道路の除雪作業を行っているので、道が良くなったことで我々自身も除雪作業がしやすくなりました。架け替え以前は橋が狭くて作業し辛かったところでしたしね。

STORY 04 次の世代への想い

街づくりのために

浅野:

建設業に、若い人たちがもっと来てくれたらと思います。面白い仕事だと思うんですよ!何千万もする機械の操縦、自分が造ったものが後世に残ること、建築することもあれば解体することもある。なかなか一般には経験できないことばかりです。

小林:

当社では、機械の導入や先行投資を惜しまない判断を代表がしてくれることが魅力です!

浅野:

オペレーター募集してます!
職業人としては、日々探求心を忘れずに高みを目指してほしいですね。当社では、効率化や負担軽減のために新しい機材を導入しています。メインとなる重機、運転に必要なのは力ではなく技術や知識です。機械設備に興味を持ってもらいたいですね。

小林:

負けん気というか、もし壁にぶつかってもどうにか乗り越えてやろうとか、そんな気概があるのもやはり良いことだと思います。何事にも初めてがあるし、経験を積んでいけば仕事は楽しくなります。

阿部:

切磋琢磨してもらって、分からないことがあれば我々が喜んで教える。当社は社長が唯一の上司でそれ以外は同僚のようなフラットな雰囲気です。お互い称え合いつつ、よきライバルのような関係でいられたらと思います。

高橋:

探求心があれば、先輩に技術的に追いつくのは簡単です。でも経験は場数を踏むしかないですから、なんでも勇気をもって踏み出して挑戦してみることが大切だと思います。

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